4つの品種

 時期ごとに4つの品種を栽培しています。
 それぞれに特徴があるので、食べ比べて違いを楽しんでみてくださいね。

①由良早生(ゆらわせ)

  • 時期:10月初旬~中旬 (極早生)
  • 特徴:皮が青い状態でも甘みがある。甘味も酸味もやや強め。
  • 保存期間目安:発送から2~3週間程度

 みかんはやや扁平な形のものが多いですが、由良早生は球形。
 皮が青い状態でも甘みがある品種です。青みがある状態でも甘く、美味しく食べられます。酸っぱそうな見た目と味のギャップに驚くかもしれません。
 11月から出荷されるみかんよりは酸味が強めのため、みかんは多少酸味もあった方がいい、という方にお勧めです。
 食べてみて酸味が強すぎるなと思ったら、1~2週間程度保存することで酸味を和らげることができます。
 皮が薄くやや萎びやすいため、一度にたくさん食べないという方は、2㎏箱でのご購入がお勧めです。

②田口早生(たぐちわせ)

  • 時期:11月初旬~中旬 (早生)
  • 特徴:酸味が抑えられ、甘味が強い。
  • 保存期間目安:発送から3~4週間程度

 形は一般的なみかんと同じ扁平で、皮が剥きやすく、房の皮も薄いため口の中に残りにくいです。
 味は、由良早生よりは酸味が抑えられ、甘さを感じやすいです。
 また、主に11月頃から出荷されるみかんを早生(わせ)と言いますが、極早生(ごくわせ)や中生(なかて)と比べてアスコルビン酸(ビタミンC)が一番多く含まれるといわれています。

※久永絢美ら(2018) ウンシュウミカン中のアスコルビン酸含有量の品種群による差異およびその糖度との関係について, 日本栄養・食糧学会誌

③興津早生(おきつわせ)

  • 時期:11月中旬~下旬 (早生)
  • 特徴:酸味が抑えられ、甘味が強い。
  • 保存期間目安:発送から3~4週間程度

 田口早生の親系統で、外観も田口早生に似ています。味も同様に、酸味が抑えられ甘さを感じやすく、房の皮も薄く口当たりの良い品種です。
 国内でも流通量が多く、多くの人が一度は食べたことがある品種ではないかなと思います。安心感のある定番のみかんです。
 田口早生同様、アスコルビン酸(ビタミンC)が多く含まれる、早生の品種です。

④片山(かたやま)

  • 時期:12月初旬~中旬 (中生)
  • 特徴:甘いだけでなく、早生にはないコクがある。
  • 保存期間目安:発送から4~8週間程度

 少し皮がゴツゴツした外観で、皮が厚いため長期保存に適した系統です。
 味は、甘いだけでなく、早生にはないコクがあります。酸味は比較的少なく、酸味はできるだけない方がいいという方にもお勧めです。
 全国的に栽培している地域は少なく、浜松市の一部地域が中心で、全国でも流通量は少ない品種です。地元の名産品として、市外の方への贈り物としてもお勧めです。
 長期保存しても比較的傷みにくいので、8㎏箱で購入し、お正月明けまで楽しんでいただけます。

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